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自律神経をコントロールしているのは脳の視床下部と呼ばれるところです。視床下部の外側の大脳辺縁系は、本能的な喜怒哀楽の感情を生み出すところです。さらにその外側をおおっているのが高度な精神活動を司る大脳皮質です。私たちが精神的なストレスを受けると、まず大脳皮質が直撃されます。それが大脳辺縁系を経由して視床下部へと伝わります。さらに自律神経に伝わって、交感神経と副交感神経の切り替えがうまくいかなくなった結果、それに支配されている体のあらゆる機関の働きがおかしくなります。こうして体や心にさまざまな不定愁訴が表れるのが自律神経失調症です。また、視床下部はホルモンの分泌をコントロールしているので、ここの働きが乱れると、ホルモン分泌にも異常をきたします。
自律神経失調症の症状は、人によって実に千差万別です。体のあらゆるところに症状があらわれる可能性があります。1つの症状が消えたと思ったら、また別の症状がでてくるとうぐあいに、頻繁に症状が変わることもあります。
検査をしても特に異常が見当たらないので、気のせいと言われ、治療してもらえないことも多いのが現状です。そのため、内科より診療内科のような心と体の両面を診てくれる科を受診するといいでしょう。