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妊娠中に多少むくむのは生理的なもので、むくみ自体が胎児に悪影響を及ぼすことはありません。ただし、病的なむくみはほかの症状に先がけて表れるので、危険な兆候です。高血圧になると、母体の血液を通じて栄養と酸素を受け取っている胎児はもちろん、母体にもさまざまなトラブルが生じます。ただし、血圧は体調や気候によっても上下するため、2回以上異常値が出た場合に初めて妊娠中毒症と診断されます。タンパク尿は、腎機能が低下してタンパク質を処理しきれなくなり、尿中に排泄している証拠です。一時的な疲労によってもタンパク尿は出てしまうので、他の症状が合併しているかどうかが診断の決め手になります。
食事療法と安静が基本です。塩分は1日8g以下が目安で、むくみがひどくなければ水分は普通に摂ってもかまいません。腎臓や心臓の負担を軽くして血液循環をよくするため、体を横にするなど安静を心がけます。重症の場合は入院が必要ですが、その場合も食事療法と安静が治療の柱になります。
産後は疲れやすく食生活もおろそかになりがちですから、高血圧やタンパク尿が長引くこともあるので、母体が回復するまでは食事療法と安静を心がけましょう。