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乳がんの自覚症状として圧倒的に多いのは、痛みのないしこりです。乳房の中に小さな石が入っているような感じで、固くでこぼこしています。このしこりが少しずつ大きくなると、周囲の組織が引っ張られるため、乳房の表面にくぼみやひきつれができたり、乳首が落ち込んだりして、見た目にも異常が出てきます。がんが進行すると、皮膚に潰瘍ができたり、乳首から出血したり異常な分泌物が出たりします。最初は小さなしこりですが、放っておくと急激に大きくなり、わきの下、鎖骨のリンパ節に転移し、さらに骨、肺、肝臓、脳、皮膚にも転移していきます。
乳がんはそのできる場所によって大きく3つのタイプに分かれます。一番多いのは母乳の通り道である乳管にできる乳管がんです。これが全体の90%を占めるといわれています。他には母乳をつくる腺胞という部分にできる小葉がん、それに乳首に湿疹のようなものができたりただれたりするパジェット病があります。