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乳腺症の症状は、乳房の片方もしくは両方に、大小さまざまなかたいしこりが数多くできます。しこりと周囲の境界はあまりはっきりしませんが、指でつまむと形やかたさがよくわかります。しこりには弾力があり、表面はあまりなめらかではありません。
このしこりは生理前になると大きくなり、反対に生理が終わると小さくなります。痛みを伴うことが多く、押すと痛みは強まります。この痛みに関しても、月経前になると強くなります。脇の下のリンパ腺などの腫れは起こりません。さらに、乳頭から水状や乳汁状、血液の混じったものといった分泌物が出ることもあります。
しこりがあるだけで、痛みがひどくなければ、特に治療の必要はありません。痛みの激しい時には、ホルモン剤は漢方薬などの薬物療法を行います。薬物療法を続けても効果がみられず、生理が終わってもしこりが残ったり、また、乳頭から血液の混じった分泌物が出るようであれば、乳がんの疑いがあります。その場合はX線撮影や超音波検査、分泌物の細胞診などの検査を行います。