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筋腫のために筋層が厚くなると、月経痛が起こります。特に粘膜下筋腫では強くあらわれますが、一般には、筋腫の月経痛はそれほど重くはありません。筋腫で月経痛があらわれる場合は、「子宮腺筋症」を合併していることがほとんどです。
子宮筋腫の症状で最も多いのが過多月経です。過多月経には、月経期間は正常で、その間の出血が異常に多いものと、月経期間が長い(10日以上続く)「過長月経」があります。経血量は人と比較できないだけに、自分で過多月経だと気付かない人もいます。夜用なナプキンを重ねても下着がよごれたり、タンポンとナプキンを併用しても間に合わなかったり、月経の時は外出もできないほどであれば、明らかに過多月経です。また、血液にレバーのような血の塊(凝血)が混じっていたら、過多月経を疑いましょう。
過多月経、不正出血が長く続くと、慢性的な鉄欠乏性貧血に陥ります。特に粘膜下筋腫は、筋腫が小さくても月経の出血量が多く、貧血に陥りやすい筋腫です。元来女性は、筋腫がなくても貧血気味なところへ、筋腫の出血で貧血が助長されると、体への悪影響はさまざまです。めまい、立ちくらみ、だるさなどが起こります。また貧血が強くなると、心臓が血流をよくしようと余計に働きすぎて、悪い影響が出てきます。そのため、筋腫を切らざるをえなくなることもあります。