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子宮筋腫とは、子宮にできるこぶのような良性の腫瘍のことです。生命にかかわる病気ではありませんが、筋腫の大きさや数、そしてあらわれる症状は千差万別です。何も症状のない筋腫もあれば、子宮を摘出しなければならないこともあります。小さな筋腫も含めれば30歳以上の女性の20%は、子宮筋腫があるといわれる、最もポピュラーな婦人病の一つです。最近は初経の年齢が下がって、10代で筋腫のある人もいますが、主流はやはり中年女性。35~50歳が一番発症率が高く、筋腫人口の80%を占めています。
非常にポピュラーな病気でありながら、筋腫がなぜできるのか、原因はまだはっきりわかっていません。有力なのは、女性は誰でも筋腫の芽(核)を持っていて、その発育にエストロゲン(卵胞ホルモン)の過剰分泌がかかわっているという説です。エストロゲンは、筋腫の細胞を増殖させ、増殖因子の産生を促し、発症するか否かは免疫力の違いにかかっているといわれています。確かに筋腫は、エストロゲン分泌の一番盛んなミドルエイジに多発、増大化し、閉経になると縮小化する傾向があります。
子宮筋腫は、筋腫のできる場所によって、次の4つのタイプに分けられます。
①筋層内筋腫・・・・・子宮の筋層内にでき、表面や子宮内腔に向かって発育していく。筋腫の中で最も多いタイプ。
②しょう膜下筋腫・・・・・しきゅうの表面近くにでき、子宮体部から突き出たように外に向かって発育していく。
③粘膜下筋腫・・・・・子宮内膜の粘膜面にでき、子宮内腔に向かって発育していく。
④多発性筋腫・・・・・一つの子宮の中にいろいろな種類の筋腫が多数できるのをいいます。