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☆子宮内膜症の不妊
不妊も子宮内膜症の症状の一つ。不妊女性のなんと3人に1人が子宮内膜症であるというデータがあります。不妊と子宮内膜症の因果関係は、まだはっきり証明されていませんが、例えば、卵管に子宮内膜が増殖すると、卵管が癒着や閉塞を起こし、不妊や子宮外妊娠の原因になります。また、子宮が肥大してかたくなれば、受精卵が着床しにくくなり、卵巣にのう腫があれば、卵胞の発育が悪くなって、妊娠が成立しない原因になります。
☆子宮内膜症その他の症状
その他の症状としては、飛び火した場所によって、膀胱のそばなら頻尿、排尿痛、肺に起これば血痰、気胸、直腸のそばなら下痢、便秘などの症状が起こります。発熱したり、吐き気があることもあります。なかには癒着がひどく重い子宮内膜症でありながら、全く無症状の人もあり、検診で発見して驚くことがあります。痛みの度合いや症状と病気の進行が必ずしも一致しない、不思議な病気です。
☆チョコレート嚢(のう)胞は恐い!
卵巣の内部に子宮内膜症が発生すると、病巣が袋をつくり、中に血液がたまります。その古い血液がチョコレート色なのでチョコレート嚢(のう)胞といわれます。
チョコレート嚢(のう)胞は卵胞の成長を妨げるので、不妊の原因になることがあります。
恐いのは、何かの拍子にチョコレート嚢(のう)胞がぐるりと回転すると、卵巣と子宮をつないでいるじん帯や卵管がねじれ、吐き気とともに激痛が襲い、ショック状態に陥ることもあります。
また、チョコレートのう胞は自然に破裂することもあり、卵巣にたまっていた古い血が腹腔内にばらまかれると、その刺激で、激しい痛みに襲われます。薬による治療はあまり効果があがらないので、最終的には手術を念頭において経過観察します。